日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年9月14日人から信頼されるために言動を一致させよう!


★話を聞いてもらうために人間関係はとても大切


「上手に話せるようになりたい」
話が苦手な人は、必ずこのように思うでしょう。

話はプロのアドバイスを素直に受けとめてトレーニングすれば、誰でも上達します。少なくとも、「何を言っているのか分からない」「下手な話し方だなぁ」などと思われることはなくなります。

しかし、いくら話し方が上手になっても、人から嫌われていたり、いい印象を持たれていなかったりすると、話はきちんと聞いてもらえません。話を聞いてもらい、場合によっては言ったとおりに動いてもらうには、人と良い人間関係を築くことが必要です。

そして、そのために気をつけねばならないのが、日頃の行動なのです。


★言葉と行動を一致させる


例えば、常々朝礼などで「何事も自分事ととらえて仕事をしてください」と言っている部長が、お客様からのクレームに対して、「いや~、私はそのお客様とお会いしたことがないからな~」と、クレーム対応から逃げてしまったら、どうでしょうか?

その部のメンバーは「なんだ、自分事としてとらえるように言ってたけど、口先だけなんだな」と思い、その日から部長が何を話しても真剣に聞こうとはしないでしょう。

人は、自分のことを理解してもらったり、人に動いてもらったりするために話をします。しかし、その人の話している内容と行動が矛盾していると、人はその人を信頼できなくなり、話を聞かなくなります。

上の例で言えば、クレーム対応を部下任せにしている部長は、何事も自分事ととらえて仕事をしていない、と思われても仕方ありません。ひょっとしたら、この部長は「何事も自分事としてとらえるべきだが、合ったことがないお客様には対応のしようがない」と思っているのかも知れません。

しかし、話は「聞き手がどうとらえるか」がとても重要です。部員も同じように思っているのか確認しない限り、その考え方は部長の独りよがりとしか言いようがありません。

このように、話はその人の日頃の行動と一致していて初めて聞いてもらえるのです。人に好かれ、よい人間関係を作る講義をしているのは、こうした背景があるからです。

 

★時間を守る


では、人に話を聞いてもらえるために=人に信頼されるために、日頃から気をつけるべき行動とはどういうものでしょうか。

1つ目は、時間を守ることです。

「時間を守るなんて当たり前じゃないか」と思うかも知れませんが、案外できていないことが多いのです。
例えば、皆さんの周りで会議にいつも2~3分遅れてくる人はいませんか?
そういう人は、少しくらい遅れても自分は時間を守っている、と思っているかも知れません。

しかし、時間通りに着席している人にしてみるとその間、自分の時間を奪われているのです。待っている間イライラしているでしょうから、平気な顔をして2~3分遅れて入ってきた人を信頼する気にはなれません。
人に信頼されるためには、時間は必ず守らねばなりません。


★約束を守る


2つ目は、約束を守ることです。

自分の言ったことはその通りに行動すべきですが、すべてを言ったとおりに行動するのは中々難しいものです。
場合によっては、言った通りに行動していなくても、他の人がさほど気にしないこともあるでしょう。しかし、約束したことを守らないと人は間違いなく不信感を持ちます。

逆に約束したことを必ず守る人であれば、他の人はそれだけでその人を信頼します。特に仕事に関する約束、お金に関する約束は、人の記憶に残るので必ず守るようにしましょう。

社会的な活動をする上で、時間と約束は常に人が意識する項目です。これらを確実に守ることで他の人の信頼が得られます。そうすることで、話を聞いてもらえる人間関係が築けていくのです。

人に話を聞いてもらうには、人から信頼されることがとても重要です。そのために、日頃の言動を一致させましょう!

 

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